好き嫌い別れるかもしれないけど面白いです当て屋の椿

時代設定は江戸時代。生活のためにいやいや春画の仕事をしている浮世絵師 鳳仙が、猟奇殺人事件に巻き込まれてしまいます。
その際に頼ったのがなくしたものを見つけることができる「当て屋」の椿。
最初は椿のづけづけした物言いに怒ってあきれる鳳仙でしたが、次第に椿の名推理と隠れた優しさに彼女を見る目が変わっていきます。
椿が住んでいる長屋の住人が個性的で、個人的に貧乏浪人の柳さんが印象的です。
容はエログロなので、苦手な人はうけつけないかもしれないけれど、江戸川乱歩とかが好きな人にはお勧めです。
事件が解決されても、その事件に至るまでの犯人の境遇や、犯行のきっかけがかわいそうだったり同情できるものだったりなので、勧善懲悪という感じではありません。
読み終わってからなんだか考えさせられてしまうこともしばしばです。
事件の推理はいろいろなヒントをもとに椿が行っているのですが、超人的な記憶力を駆使したりもともと頭脳明晰な設定だったりするので、ちょっと違うかもしれませんがシャーロックホームズと似通ったところもあると思います。
鳳仙がワトソンといったところでしょうか。
とはいえ椿と鳳仙の恋愛話といった雰囲気にはなりそうもないので、時代劇推理物の枠は出ないと思われます。
そんな殺伐とした内容ですが、長屋の面々がでてくるシーンでは、ボケやつっこみのドタバタがメインなので、ほっとします。
絵がきれいなのも魅力です。
女の子がとてもかわいらしく、ボディラインがきれいなのもうらやましいです。

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