漫画カリスマを読んだ感想

「カリスマ」は友人から勧められて購入しました。
最初どうしてこの冴えなさそうな男性が「カリスマ」なのか、と思い始めて読み始めましたが、読めば読むほどどんどん引き込まれていってしまいました。最終的な感想としては、恐ろしいけれど、最高に面白い漫画です。
昔自分は病院に勤めていたのですが、その際に病人である患者の方たちがこの漫画のように科学的根拠のない迷心や宗教にすがる場面を多く見てきました。そして「弱っている人間はこんなにも弱く、こんなにも騙されやすいものなのか」と驚愕しましたが、この漫画はまさにその心理を的確に描写しています。
しかも、その「カリスマ」はもと家族が洗脳されていた過去を持つだけに、その世界を徹底的に熟知しきっている。憎んでいるからこそ、相手に対する慈悲もない。読んでいて恐ろしいという感想しか出てこないのですが、それでも途中で読むことはやめることができませんでした。
カリスマ本人にも、それにすがる信者たちの立場、その両方ともが「明日はわが身」と深く考えさせられました。最後まで目が離せない、良作です。

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